【任意整理なら可能!】債務整理は一社だけ手続きすることはできるの?

返済が大変になってきて借金の整理を考えている人の中には、特定の一社だけからの借金を整理したいと考えている人もいるかと思います。
具体的には以下のような状況の人が当てはまります。

  • 「一社からの借金は多いが他は少額のため自力返済できる」
  • 「勤め先の会社に借り入れがあるがそれは手続きに含めたくない…」
  • 「親や友人からの借金も巻き込まれてしまうの…?」
  • 「保証人が付いている借金はどうなるの…?」

本記事ではこれらの疑問を解決できるように、債務整理の手続き対象は選択できるのかを解説していきます。

1 任意整理なら一社だけでも手続き可能

結論から先に話してしまうと、任意整理であれば一社だけ(一部の債権者だけ)を選択して手続きをすることが可能です。
そのため会社や身内からの借金がある場合であっても、その返済は継続させつつ一社の借金だけを整理することができます。

2 債務整理は「債権者平等の原則」に沿っておこなわれる

債務整理をする上で理解しなければいけないことが「債権者平等の原則」というものです。
「債権者平等の原則」とは、一人の債務者が複数の債権者から借金をしている場合には、債権者は債権額に応じて債務者から平等に返済してもらう権利があるという原則です。
例えばA社から100万円、先輩Bから100万円の借金がある場合、「債権者平等の原則」によるとそれぞれに同額の返済をすべきと考えます。
普通であれば「お世話になった先輩からの借金を優先的に返したい…!」という想いがあるでしょうが、「債権者平等の原則」では一部の債権者を優先するということは許されません。

2.1 裁判所が介入する手続きは「債権者平等の原則」が重要視される

裁判所が介入する手続きとは、個人再生と自己破産と考えればOKです。
個人再生と自己破産は任意整理とはことなり、裁判所を通しての手続きとなるため「一部の債権者を優先して支払いをしていないか」を厳しく見られます。
個人間での借金の存在を隠して優先的に返済をし続けてしまうと、最悪の場合個人再生や自己破産が認められなくなってしまうので絶対に避けてください。
どうしても優先的に返済を行いたい借り入れ先があるという場合にはまずは任意整理を検討してみましょう。
ここから、なぜ任意整理であれば一社だけで手続き可能なのかを説明していきます。

2.2 任意整理はあくまでも「話合いでの解決」!

任意整理が個人再生や自己破産と大きく異なるのは、裁判所を通さず「話合いでの解決」ができるという点です。
債権者と債務者の間で、現在の収入や支出から返済条件を決めて和解をするのが任意整理という手続きです。
そのため、債権者側がOKであれば身内や会社からの借金返済を継続することができます。
それ以外にも借り入れ金額が少額な場合などは手続きに含めないことも可能ですし、債務整理の中でも手続きする会社を選択できるというのは任意整理ならではのメリットです。

2.3 保証人付の債務を手続きから外せる可能性もある

あなたが借り入れしている借金に保証人が付いている場合…
債務整理をするともちろん保証人に請求が行ってしまいます。
保証人が返済できない場合には保証人も債務整理するしか方法がありません。
保証人を巻き込まずに債務整理をしたいのであれば任意整理を検討してみましょう。
理由は上に書いた通りで、任意整理であれば保証人付きの債務を手続き対象から外せる可能性があるからです。
身内の借金や保証人付きの借金がある場合には、任意整理ができそうかどうかを一度専門家に問い合わせることをおススメします。

3 一番大切なのはあなたの借金問題を解決すること

ここまで任意整理であれば一部の債権者のみを手続きすることのメリットを説明してきました。
もちろん柔軟な手続きができるメリットは大きいのですが、逆に一部の債権者を手続きから外して安定的に返済し続けられるのかも考えなければなりません。
「すべての債権者を手続きせず返済が継続できなくなってしまった…」というのでは元も子もありません。
本来の目的は「自分の借金問題を解決すること」であるのを見失わないようにしましょう。
今の借金額で任意整理が可能なのかどうかは専門家に聞いてみるのが一番です。
借り入れ状況に応じたアドバイスをしてくれるはずです。
無料相談を行っている事務所も多いので、ひとりで悩まずに相談することをおススメします。

4 まとめ

今回の話で重要なポイントをまとめます。

  • 任意整理であれば会社、身内、友人など個人からの借金があっても迷惑かけずに手続きできる可能性あり!
  • 保証人付きの借金がある場合にもまずは任意整理で解決できないか考えよう!
  • 一部の借金を手続きから外して返済を継続できるのかを改めて考えよう!

任意整理という選択を取った場合には借金がチャラになるわけではなく、返済自体は継続していく必要があります。
完済するまで返済を継続できる状態なのかどうか、改めて借金問題を見つめなおしましょう。

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